ボーダー植栽デザインの考え方
アベリアとフィリフェラオーレアのボーダー植栽
(兵庫県宝塚市 あいあいパーク駐車場)
イングリッシガーデンに代表されるボーダーガーデンは、直訳で「境栽花壇」と呼ばれます。ボーダー植栽が成されることによって、通常空間が2つのゾーンに分割されます。
また壁面を背景にする場合は、壁際の植栽となりそこに価値ある空間が創造されます。
「際を美しくする」といった考え方が、日本には強くあります。桜の花も「散り際」のよいソメイヨシノが人気がありますし、「去り際」「引き際」などの言葉からも美徳化が感じられます。
このように、さまざまな空間のなかで「際」の植栽は重要なゾーンであることは間違いありません。
「際」の植栽は「線」と「面」が高度化されたものと捉えられます。したがって植栽デザインの手法として基本的に下記の5つの手法を覚えておくと多くの応用が考えられるので、設計の際意識しておきましょう。