2.レイズドベッドとつる性植物を使った立体演出
英国のコッツウォルズ地方に出かけると、その地域で採取される石を使った石垣を見かけます。重なった石の間に下垂性の植物などが植えられ、壁面緑化されています。自然風の演出は街中でも美しく景観に調和しています。英国らしい風情といえます。
また、植栽ベースがあまり確保できないような場所では、つる性植物の活用があります。まず、つる性の植物は4つのグループに分類できます。つる性植物のそれぞれの特性をうまく活用しながら、フェンス、アーチ、パーゴラ、トレリス、オベリスクなどの資材と組み合わせて、様々な立体演出が期待できるます。
近年、防災の観点からも都市緑化の推進事業として、地方自体がそれそれ独自に生け垣植栽に対しての補助や助成を行っている場合があるので、ホームページなどでチックしておきましょう。
フルーツ エスパリエの壁面有効利用
(英国 ウィズレーガーデン)
半日蔭でも美しい花を咲かせるツルアジサイ
(英国 湖水地方)
1.巻きつき植物
支柱等のまわりに螺旋状に巻きつくもの
・アケビ ・クレマティス ・サルナシ ・スカズラ ・アサガオ
2.巻きひげ植物
ある物体に接触したときにそれをつかむために
変形した葉、枝、花茎をもつもの
・スイトピー ・ヘチマ ・ウリ
3.寄りかかり植物
刺の一種のはんえんこうの助けを借りて上昇するもの
・アメリカヅタ ・ツルバラ ・ツタ
4.這い上がり植物
小さな根の吸盤などによって這いあがるもの
・オオイタビカズラ ・ツルアイサイ ・ヘデラ ・ハツユキテイカカズラ
英国特有のレイズドベッドの演出
(英国 湖水地方)