『庭』誌の編集にあたって
責任編集者 創庭舎代表 豊藏 均
日本の経済成長が右肩上がりだった昭和47年4月1日、満を持したように隔月刊誌『庭』が創刊しました。
それから37年後の今、100年に一度という世界的大不況の中、(株)建築資料研究社は、『庭』誌の企画・編集をこの私へ一任されました。そして今、ようやく装いを新たにした『庭』誌を発刊することができました。
庭を愛する人。庭を守る人。
庭を作る人。庭を新たな気概で「創る」人へ。
そして何より庭に関わるすべての人々へ。
庭に触れて得られる歓びを共々に分かち合える雑誌づくりにと努力いたします。
さらに現代の庭の「果」は、古典の庭に「因」があり、未来の庭の「果」は現代に「因」があると捉え、現代から古典の庭までご紹介していきます。
時代がいかに変わろうと変わらない「こと」。時代の推移と共に変わり続ける「もの」。
この「もの」と「こと」を編集を通しながら「庭の文化誌」といわれるよう頑張ります。
読者のみなさんと息が合い、お互いに啓発できる誌面づくりをしますので、お力添えのほどをどうかよろしくお願いいたします。
庭 2009年9月発行 第189号 四君子苑の庭/大北望の直感と客観
【目次】
リニューアル第1号。
京都数寄屋の名人・北村捨次郎棟梁と、鬼才といわれた京都の庭匠・佐野越守による《四君子苑》。「日本の庭巡礼」では、京都で最高の景勝地に建つ茶席が持つ庭園美を紹介します。
「現代の庭を創る」では、兵庫県姫路市の作庭家・大北望の作品4題を通じて、その作庭哲学に迫ります。とりわけ、内外の空間を連続的に展開した「御座候《あずきミュージアム》」は、大北イズムが結実した作品となっています。
その他、リニューアルにあたって連載も一新。庭づくりに関わる全ての人必読の雑誌です。
発行:建築資料研究社
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